お客様本位の業務運営方針

お客さま本位の業務運営に関する方針

1.お客さま本位の業務運営に関する方針の策定と公表について

私たち、三泉トラストリスクコンサルティング株式会社(以下、「当社」)は、「リスクファイナンスとリスクマネジメントのサポート」を通じて、お客さまの企業価値向上を支援します。
こうした当社の業務運営のあり方を、お客さまにご理解いただくために、「お客さま本位の業務運営に関する方針」(以下、「当社方針」)を策定し、具体的な取組方針および取組状況を公表いたします。

2.お客さまの最善の利益の追求

<取組方針>

当社は、高い職業倫理を保持し、常にリスクに関わる情報収集や専門性の向上に取り組み、お客さまに対して誠実・公正に業務を行い、お客さまの最善の利益を図ってまいります。また、こうした業務への取り組みの姿勢が企業文化として定着するよう努めてまいります。

(注)当社は、お客さまの最善の利益を追求し、お客さまからの信頼を獲得することで、自らの経営基盤・収益基盤の強化を目指します。

<取組状況>

●最善の保険設計に向けた情報ネットワークの活用
当社は、国内外の保険会社とのネットワークに加え、海外再保険会社や保険業以外のグローバル金融機関等との情報連携を通じて、保険市場、再保険市場、さらに保険市場と金融市場とが融合した保険リンク証券市場の動向等、世界の最新の保険・リスク情報を収集し、お客さまにとって最善のソリューションとなる保険商品・保険設計がご提案できる態勢の整備に努めています。また、保険設計の前段階となるリスクマネジメント全般に対するコンサルティング業務にも注力しております。

●専門性の向上
当社は、営業部門だけではなく、管理部門も含めて社内の情報共有態勢を構築しております。これにより、市場動向等の外部情報に加え、お取引の好事例など現場の情報が適正に社内共有化され、全社的なノウハウの標準化と底上げが図られています。

●お客さまに「安心」を提供する事故対応
当社は、平時より専門知識に基づいた事故防止やリスク回避・軽減のアドバイスを行いますが、保険事故が発生した時こそ、お客さまに「安心」を提供すべく、事故管理台帳による一元的かつ組織的な管理体制の下、迅速かつ的確に保険会社や損害鑑定人等へ働きかけを行い、お客さまにできるだけ速やかに適切かつ妥当な金額の保険金を受け取っていただき、お客さまにとって満足のいく事故解決が図れるよう努めております。また、同時に複数の事故が発生することの多い保険を契約されているお客さまに対しては、事故対応進捗状況を定期的にフィードバックするなどお客さま自身の事故対応・保険金受領の管理にお役に立てるサービスを提供しております。

3.利益相反の適切な管理

<取組方針>

当社は、お客さまに公平に接します。各取引におけるお客さまとの利益相反の可能性に常に留意し、利益相反のおそれがある場合は適切に管理いたします。また、利益相反の適切な管理を含めコンプライアンスが高いレベルで維持・徹底できるよう組織の態勢を整えるとともに、社員一人ひとりが研鑽を積み重ねてまいります。
(注)当社は、保険仲立人として、お客さまと保険会社との間の保険契約を媒介した場合、保険会社から媒介手数料を受領しますので、お客さまの保険会社および契約の選択には、利益相反について細心の注意を払い、適切かつ厳格な管理を行います。なお、当社の業務において、同一グループに属する別の会社から提供を受けた商品を販売・推奨することはありません。また、社内および同一グループ内に運用部門を有しておらず、それらによる業務への利益相反管理上の問題はありません。

<取組状況>

●保険会社・契約の選択におけるお客さまのご意向と合理性の確保と確認
当社は、お客さまが自らの意向に沿って契約を選択していただけるように、複数の保険会社からの相見積もりの取得を推奨し、媒介手数料の多寡に決して左右されることなく、それぞれの契約内容や保険料等を丁寧に説明します。

●コンプライアンスの徹底
利益相反の管理を含めコンプライアンスの遵守状況に関して、規程に定められた権限者による月次管理、管理部門による自主点検やグループ内部監査を行い、漏れのない検証に努めております。
(注)保険仲立人が保険会社から受領する媒介手数料は、お客さまが保険会社に支払う保険料に含まれています。当社では、媒介手数料の多寡に影響を受けた媒介は例外なく禁止とし、上記のとおり、その認識の徹底と管理態勢の高いレベルでの維持に努めております。

4.手数料等の明確化

<取組方針>

当社は、お客さまが負担される保険料の内容および金額等ついて、お客さまにご納得いただけるよう正確に情報を提供し、かつ丁寧に説明いたします。また、当社が保険会社から受け取る媒介手数料等につきましても、お客さまからの求めに応じて適切に開示いたします。なお、保険募集以外のサービスを提供する場合は、契約条件としての手数料をお客さまに文書にて明確に提示し、その説明をいたします。

<取組状況>

●保険料の明確化と適正化
保険料は、お客さまにとって契約選択の重要な要素のひとつです。当社は、その内容および金額についてお客さまにご理解、ご納得いただけるよう情報の提供と説明を行い、その明確化に努めます。さらに、複数の保険会社からの相見積もりや過去の事例との比較、保険料計算方法の検証などを通じて、その適正化にも取り組んでいます。

●媒介手数料等の開示
当社は、お客さまから求められたときは、媒介手数料、報酬その他の対価の額等について適切に開示し、保険会社からの手数料の受領についての透明性の確保を図っております。

●保険募集以外のサービス提供時の手数料の開示
当社は、コンサルティング等業務委託契約の勧誘にあたっては、同提案書に手数料を明確に提示し、その根拠について丁寧に説明を行っています。また、契約書には契約条件として手数料または手数料率を明記しております。

5.重要な情報の分かりやすい提供

<取組方針>

当社は、お客さまとの情報の非対称性がありうることも踏まえ、お客さまの視点に立ち、保険に関わる重要な情報やお客さまの判断・意思決定に必要な情報を丁寧に、かつ分かりやすくご提供いたします。

(注1)重要な情報には以下の内容を含みます。

  • ご提案する保険商品の補償内容、保険料、免責事項等
  • ・ 保険設計の前提として当社が認識するお客さまの事業内容、規模、リスク状況等
  • ・ お客さまのニーズと意向を踏まえた保険商品の選定理由
  • ・ お客さまとの利益相反に関する事項

(注2)当社は、保険仲立人であり、複数の金融商品・サービスをパッケージ化して販売・推奨等することはありません。

(注3)当社は、お客さまの取引経験や保険知識等を考慮の上、明確、平易であって、誤解を招くことのない誠実な内容の情報提供を行います。

(注4)当社がお客さまにご提案、ご提供する保険商品については、その特性に見合った分かりやすい ご説明と情報提供を行います。

(注5)お客さまへ情報提供を行う際には、情報の重要度に応じて区分し、より重要な情報については特に強調するなど、お客さまに十分な注意喚起を行うようにいたします。

 

<取組状況>

●お客さまの立場に立った分かりやすい情報提供
当社は、お客さまの抱えるリスクや対応へのご意向を十分に把握した上で、保険の契約概要・注意喚起情報等の重要事項を含め、保険に関わる重要な情報やお客さまの判断・意思決定に必要な情報の分かりやすい提供に努めております。

●情報提供に関する社員の能力・スキルアップとチェック態勢の整備
お客さまへ分かりやすい情報提供を行うため、社内研修、あるいは外部セミナーへの参加などを通じて、社員一人ひとりの能力・スキルの向上に努めています。また、お客さまとの面談記録における「お客さまの声」を営業部門の上司、経営トップや管理部門が日々確認を行うなど、お客さまに私たちの説明・情報提供が十分にご理解いただけているかのチェックを会社全体として常に行っております。

(注1)重要な情報のご提供に際しては以下のことに留意しております。

  • 具体的事例や図表等を用いた分かりやすい保険商品の補償内容、免責事項等のご説明
  • ・ お客さまの事業内容、規模、リスク状況等に即した保険仕様書の作成
  • ・ 見積書、ご案内等における保険商品、引受保険会社選定理由等の分かりやすいご説明
  • ・ お客さまとの利益相反がないかについての厳格な検証とそれに関する的確かつ丁寧なご説明

(注2)当社は、複数の金融商品・サービスをパッケージ化して販売・推奨等することはありませんが、ご提案する保険種目が複数にわたる場合等は、個別種目ごとにその内容をご説明のうえ、トータルで、お客さまのリスクをどのようにカバーしているのかを分かりやすくご説明するように努めております。

(注3)お客さまへのご説明の際には、お客さまに十分ご理解いただけることを最優先事項として、専門用語等を避け、できるだけ平易な言葉を使用するように心掛けております。

(注4)ご提案する保険商品や保険設計の複雑さには十分に留意し、必要に応じて図表や図解を用いるなど、それぞれの商品の特性に見合った分かりやすい説明を実施しております。

(注5)より重要な事項については、分かりやすい資料を別途作成し、ご案内するなど、お客さまにご理解いただけているかを都度確認しながら、ご説明や情報提供を行っております。

6.お客さまにふさわしいサービスの提供

<取組方針>

当社は、お客さまの事業内容、資産状況、取引経験、知識、リスク状況および保険付保目的・ニーズ等を把握し、それぞれのお客さまにふさわしい保険商品、保険設計、リスクコンサルティングサービスをご提案、ご提供いたします。

(注1)保険商品・サービスの媒介・提供に関しては以下の点に留意します。

  • ・ お客さまのご意向を踏まえた上で、具体的な保険商品やサービスをご提供します。
  • ・ 事業内容、資産状況、リスク状況などお客さまの個別の事情を分析、評価し、国内保険以外の手法も含め、お客さまにふさわしい商品・サービスのご提供を検討いたします。
  • ・ 保険商品やサービスのご提供後も、お客さまの意向に沿って、継続的かつ長期的視点でフォローアップいたします。

(注2)当社は保険仲立人であり、複数の金融商品・サービスをパッケージ化して販売・推奨等することはありません。

(注3)当社は保険仲立人であり、金融商品の組成には携わりません。

(注4)当社は、複雑またはリスクの高い金融商品の販売・推奨は行いません。また、金融取引被害を受けやすい属性のお客さまグループに対して商品の販売・推奨等は行いません。

(注5)当社は、お客さまの事業内容・規模等に応じ、保険やリスクマネジメント等に関する積極的な情報提供と、そのための社員一人ひとりの知識向上に努めます。

<取組状況>

●お客さまのご意向の的確な把握とリスクコンサルティング機能の発揮
当社は、お客さまとの対話を重ね、協議の上、仕様書の作成を進め、お客さまのご意向を的確に把握いたします。さらに、リスクサーベイの実施等により、お客さまの事業内容や経営実態、リスク状況を深く理解し、リスクコンサルティング機能を発揮しながら、それぞれのお客さまに最適なソリューションをご提供できるよう努めております。

●お客さま視点からの日々の業務の検証
当社は、社内システムの活用や情報共有会議の開催等により、営業担当者が、お客さまのご意向を把握、確認できているか、お客さまの実態をどのように理解し、どういう考えに基づき、どのような提案を行っているか、そして、それらに対するお客さまのレスポンスはどうであったか等について、会社全体で日々、確認・チェックし、担当者への指導にあたる態勢を整えております。これにより、お客さまにご満足いただける最適なソリューションの提供に向けた業務への継続的な取り組みと検証が可能となっています。

(注1)保険商品・サービスの媒介・提供に関しては以下の点に努めております。

  • ・ お客さまのご意向と事業・リスク状況の把握を起点とし、会社全体のリスクコンサルティング機能をフルに活用しながら、お客さまそれぞれに個別の仕様書、提案書等を作成し、ご提供すること。
  • ・ お客さまのリスク状況などの事情によっては、提案を国内保険に限定せず、リスクコントロール策や海外再保険を活用した他のリスクファイナンシング手法にまで広く検討を進め、お客さまに最適なソリューションをご提供すること。
  • ・ 保険商品やサービスのご提供後も、リスクコンサルティングを軸としたお客さまとの対話を適切に継続し、お客さまの潜在的ニーズの発掘や事業・リスク環境の変化に対する対応策のご提案、また事故発生時の迅速かつ適切なアドバイスなど、長期的視点からお客さまとのお取引をフォローアップすること。

(注2)当社は、複数の金融商品・サービスをパッケージ化して販売・推奨等することはありませんが、ご提案する保険種目が複数にわたる場合等は、当該組合せがお客さまにとって最適である理由について丁寧に説明しております。

(注3)当社は、保険の媒介にあたり保険会社が提示した保険商品・プログラムについて、お客さまのリスクの状況等に照らして、それらがお客さまにふさわしいかどうかを検証しております。

(注4)当社は、ご提案・提供する保険商品・サービスに関し、お客さまのリスクや属性等を考慮し、お客さまへの適合性について十分に事前検証を行っております。

(注5)当社は定期的に保険会社や各種専門家との勉強会や情報交換会を開催し、社員一人ひとりが、最新の市場動向や保険商品に関する情報のアップデートや企業経営実態把握スキルの習得等に努めております。

7.お客さま本位の業務運営の動機づけの枠組みとガバナンス体制の整備

<取組方針>

当社は、お客さま本位の業務運営に向けた様々な取り組みが、持続的に強化されていくよう、社員全員に対する適切な動機づけの枠組みを構築し、ガバナンス体制を整備いたします。

(注)当社では、社員一人ひとりが、お客さま本位の業務運営に関する取組方針を十分に理解し、それを実現するための様々な施策に積極的に取り組んでまいります。また、こうした取り組みを支援・検証するための体制を整備してまいります。

<取組状況>

●適切な動機づけの枠組みの構築
当社は、社員の評価において、財務的成果等の定量的基準だけではなく、お客さま本位の業務への取り組みやコンプライアンス遵守とその体制強化への貢献といった定性的基準も重要視しています。

●ガバナンス体制の整備
当社は、お客さま本位の業務運営の前提ともなるコンプライアンスの遵守状況については、コンプライアンス勉強会のほか、自主点検、内部監査、外部監査等のチェック態勢を確立しています。こうしたPDCAサイクルを廻すことで、お客さま本位の業務運営の弛まぬレベルの向上に努めております。

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